Out of Ozは、アーロン・トヴェイト、レイチェル・タッカー、カラ・リンゼイ、イディナ・メンゼル、クリスティン・チェノウェスといったウィキッドの卒業生のスターや現在のキャストが、ウィキッドの名曲を新しいイメージで歌うシリーズ。その第1回がこの “Defying Gravity”だった。
#OutofOz: “Defying Gravity” WICKED Studio Sessions
最高に素敵な歌を聞くことができる1本。
2015年10月19日から10日で再生回数は36万回を超えた。(2016年10月現在200万回を超えている)
舞台で”Defying Gravity”が歌われるのは、エルファバがオズの都のからくりに気づき自由を求めて飛び出す第一幕ラストの山場。グリンダに「一緒に行こう」というけれど、グリンダの返事は「…身体に気をつけて」なのが泣ける。押し寄せる衛兵たちを背にして、エルファバが汚名を着せられることを厭わず孤高の空に飛び立つ、圧巻の曲だ。
Out Of Ozではこの曲を「エルファバの精神の目覚めと、それとともに訪れたグリンダとの別れ」に焦点を当ててしっとりとしたアレンジをしている。
私が好きなのは、Unlimitedのあと、二人が呼応して「ふたりなら勝てない戦はない」There’s no fight we cannot win Just you and- までをきっぱりと力強く、このまま歌いあげるかと思いきや、ふいに – I Defying gravityをとても柔らかく優しく、ほんの少し切なく歌うところ。
アーロンがレイチェルさんにぴったり声を添わせてひとつの声みたいに聴こえるのがとても美しいし、それにもかかわらず、(ああ、ふたりで、っていうのは美しい叶わない夢なんだな(T_T))って感じがする。だからその後の本当にひとりで行くところが力強いんだなぁ。
Aaron Tveit Teases the Next #OutOfOz Music Video
次の曲の予告をするアーロン。この最後の♪ぽろり〜んだけで、ポピュラーだと当ててる方が結構いたのでびっくりした。
#OutOfOz: “Popular” featuring Aaron Tveit
こちらはグリンダがエルファバに「わたしみたいに人気者になれるようにしてあげるわ!」という超おせっかい(笑)な曲。興味なさそうなエルファバにムキになってるみたいで可笑しい。La,la〜♪という所の声が伸びやかで好きだ。
2016年9月頃にはこんな↓写真が出てわくわくしたものでしたな…。