アーロンがSFドラマ『Earth Abides』にチャーリー役で出演することが発表されました。MGMスタジオ制作の全6エピソードのシリーズ。2024年末にMGM+で世界同時公開される予定です。

2024年6月25日 配役発表!

Deadlineの記事によると、「トヴェイトは、新しい旅人グループのハンサムなリーダー、チャーリーを演じる。天性の魅力を持つ彼は、イシュにしか見えない恐ろしい本性を隠している。」アーロンの好きそうな、外面と内面にギャップのある役で楽しみですね。
最初にアーロンがチャーリーを演じると読んだ時には「チャーリーですか?!?!」と目を疑いました(イシュのひ孫のジャックだと予想してた)。原作のチャーリーは調子が良いけれども不潔で品性下劣で無礼な、腹の中では何を考えているかわからない危険な流れ者として描かれているので。ドラマのチャーリーは本質は同じでも人物像が大きく改変されて、魅力的な悪役という感じでしょうか。面白そうです。

IMDBのキャスト欄にもようやくアーロンの名前が掲載されました。えっ、6話全部に出るんですか?これは嬉しい驚き。クレジットも2番目だし、もしかして準主役級😆?

撮影風景

撮影はカナダのブリティッシュコロンビア州で行われました。

2024年6月6日、共演者のRodrigo Fernandez-StollさんがIGストーリーにアーロンの姿を上げてくれました。このため、彼が参加しているEarth Abidesにアーロンも参加しているのでは!とファンダムが騒然となりました。

📷IGstory rodrigofstoll

その翌日、アーロンが夜間の撮影風景をインスタグラムのストーリーにアップ。

『Earth Abides』とは

クラシックSFのファンなのでめっちゃ語ります。
Earth Abidesの原作は、1949年に出版されたジョージ R. スチュワートによる同名のSF長編小説。1951年に第1回国際幻想文学賞受賞、1987年と 1998年に ローカス賞受賞、2012年にLocus Magazine のオールタイム・ベスト・SF のリストにランクイン。さらに、プロメテウス賞の殿堂入り候補にもなった古典SFの名作です。邦訳は『大地は永遠に』というタイトルで1968年に早川書房より出版されました。

謎の伝染病によって人類が死滅し「人間の社会」が無くなった後、都市や自然環境や家族や宗教をはじめ人類が築いてきた文明はどう変わるのか。奇跡的に生き残ったイシャーウッド「イシュ」ウイリアムズの目を通して、その変化とどう向き合い生きていくのかが淡々と丁寧に描かれます。ほんの些細なことすら「人がいればこそ」の作りになっていることに気付かされ、興味深いです。滅亡直後は電気も水道も銃も車もあるけれど、メンテナンスする人が存在しない文明はゆっくりと失われて行きます。生き残った少数の人々が各地で寄り集まり、小さな社会が生まれ、衝突し、時を経て、滅亡前を知る古い世代は去り、新しい世代が文明の黎明期を迎える。哲学的な深みのある超長編SF小説ですが、このドラマはそれを現代的に新しく解釈したものだそうです。

1968年発刊の邦訳『大地は永遠に』。この時代は活版印刷で、1文字ずつ活字を拾って本を作っていたことがわかる誤植を見つけました。右の写真の下方、「与」の字が横向きになっています。今あたりまえにある文明が失われて行く物語を、すでに途絶えた技術で作られた本で読むのってなんだか感慨深いです。