マイク・ウォーレン(アーロン・トヴェイト)はFBIアカデミーを主席で卒業し、40歳で長官になるという野心を抱いてワシントンDCのFBI本部での着任を待っていた。ところが直前で上層部の指令により西海岸の「グレイスランド」に配属が変更される。グレイスランドはFBI(連邦捜査局)、DEA(麻薬取締局)、ICE(入国税関管理局)の潜入捜査官たちが共同生活をしているビーチハウスの名だ。そこには30歳にして数々の賞に輝いた伝説の捜査官ポール・ブリッグス(ダニエル・サンジャタ)がいる。彼のもとで学べるとマイクは喜んで着任したが、本当の指令はブリッグスの内偵だったー 

2013年 シーズン1

2013年6月6日〜9月12日放送。

シーズン1では、キャッチフレーズの”Your lies are your life”の言葉どおり、真実と嘘のはざまで危機を切り抜けたり悩んだり傷ついたりする初々しい新人潜入捜査官をアーロンが好演しています。

マイクがブリッグスを疑いつつもその鮮やかな事件解決ぶりに尊敬を感じずにはいられず、彼のあとを追うようにして成長していく、宝島のジムとシルバーのような関係性が物語の根幹にあって見ごたえがありまた。

グレイスランドの住人たちが家族のように暮らす様子や、かわいらしいマイクとアビー(ジェン・プロスク)のカップル、マイクとマフィアの首領のベロ(ベンガ・アキナベ)との関係も見どころ。

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当時はこんなブログを書いていました。

2014年 シーズン2

2014年6月11日〜9月10日放送
シーズン2では残念ながら脚本が迷走し、キャストの奮闘もむなしくシーズン1でせっかく築き上げた関係性や人物設定は生かされませんでした。マイクは一人で空回りし、ブリッグスはさえない。最初は活躍していたペイジも独善の道に走っていき、家族が崩壊していくようなシーズンでした。

マイクはシャツレスで拷問を受けたり上司とのラブシーンがあったりと登場時はセクシー要員のような扱いでした。中盤にペイジ(セリンダ・スワン)を救いに人身売買組織に潜入するところはかっこいいのですが、その後ペイジの恨みを買ったり、狡猾なロス市警のシドの罠にはまって濡れ衣を着せられて身動きが取れなくなっていく様子は痛々しく、シーズンの終わりには衝撃のラストが待っていました。

2015年 シーズン3

2015年6月25日〜9月17日放送
シーズン3ではマイクは臨死体験の中で見た暗示に導かれて事件を追います。その一方で傷の痛みを抑えるために使っていた薬で薬物中毒になってしまいます。母親のようなチャーリー(ヴァネッサ・フェルリト)にマイクがようやく素直になれるシーンはよかった。

マイクを薬物中毒から救うために、グレイスランドの住人のこころは再び一つになったように見えましたが、結局ブリックスの作戦にマイクがのせられていたことがわかり、二人の溝は決定的になります。

シーズン3はブリッグスが相変わらず冴えなくて残念ですが、潜入先のアルメニアマフィアの若頭アリ(リス・コイロ)がいい味を出しています。残虐でキレたら何をするかわからないのに、どこか憎めません。

配信

Amazonで字幕版・吹替版配信中

パロディ動画

グレイスランドは外での嘘にまみれた生活から戻って安心できる家族のような場。このパロディ動画は結構お気に入り。