Screenshot from PBS

公式ビデオ

https://www.pbs.org/video/new-york-philharmonic-new-years-eve-bernstein-on-broadway-idm8fj/
※予想通り、一定期間が過ぎたら地域制限がかかって観られなくなってしまいました…(2018.02.25)

こちらにフルビデオがアップされていたのでリンクしておきます。
New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway by rayray10

https://youtu.be/txGKaunnK7Q

ニューヨークフィルの大晦日コンサートNew York Philharmonic New Year’s Eveにボーカリストとして出演。

アーロンは 以下の5曲を歌いました。

  1. 08:56 Taxi Number:Come Up to My Place  アナリー・アッシュフォードとデュエット
  2. 36:13 Wrong Note Rag アナリー・アッシュフォード、ローラ・オズネス、クリストファー・ジャクソンと
  3. 1:13:41 Maria〜Balcony Scene(Tonight) ソロ〜ローラ・オズネスとデュエット
  4. 1:33:38 Make Our Garden Grow アナリー・アッシュフォード、ローラ・オズネス、クリストファー・ジャクソンと
  5. 1:39:40 シャンペンを持ってアンコール曲 Auld Lang Syne

↓当日のデジタルプログラムにリンク。それぞれの曲の背景まで詳しく解説されています。

Taxi Number:Come Up to My Place (On the Town) 

ミュージカル『オン・ザ・タウン』から。

NYで24時間の上陸許可をもらった若い水兵チップ(アーロン)がタクシーを拾う。色っぽいタクシードライバー(アナリー)に、田舎の親から聞いていたNYの名所に行きたい、というのだけれど、情報が間違っていたり時代遅れでことごとく存在していない。

そのたびにブレーキを踏まれて、「それもう無いわよ」「ああ、見たかったなぁ!」とか、「一番高いウールワースタワーに行きたい」「いまはエンパイアステートよ!ほら!」「うわぁ〜」とか、いちいち反応がかわいらしい。

 Screenshot from PBS

そしてその都度ドライバーから「私のうちに来なさいよ」と誘われ、断りまくるけれどついに押し切られてしまう。ラストでキスされている間、目を閉じてるのが超かわいい。

Come Up To My Place (On The Town) – New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway  by rayray10

https://youtu.be/blX1_kz2b2g

Wrong Note Rag

ミュージカル『ワンダフル・タウン』より。アナリーとローラはオハイオからNYに出てきた作家志望の姉ルースと女優志望の妹アイリーン。アーロンとクリストファーは村人?

Wrong Note Rag (Wonderful Town) – New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway by rayray10

https://youtu.be/gdZsoNsvEto

Maria

ミュージカル『ウエストサイドストーリー』より。
アーロンは出てきた瞬間からトニーになっている。親友が袖に去って行くのを見送り、ゆっくりと歩いてくる。彼はダンスパーティで出会った瞬間に恋に落ちた娘の名がマリアだと知ったばかり。夢見心地で夜の街を歩きながら彼女の名前を讃える。彼女の名を口にするだけでしあわせがあふれてくる様子がかわいらしい。

Say it loud and there’s music playing, (大きな声で呼べば音楽が鳴り響き)
Say it soft and it’s almost like praying. (ささやけばまるで祈りみたいだ)

ここでふとうつむいて、そうせずにはいられない自分に気づいたかのように少しほほえんで

Maria, I’ll never stop saying… Maria.(いつまでも君の名を呼び続けるよ…マリア)

そして、”Maria”というひと言に様々な色と響きを添えて繰り返し、圧巻のハイノートを歌い上げる。
このパート、映画で使われたバージョンとは違ってミュージカルバージョンは山場が終わったと思ったらさらなる山場があってとても難易度高そう。
最後に、
The most beautiful sound I ever heard.(僕がこれまでに聴いたうち最も美しい響き) 
と言って、祈りにも似た清らかで美しい響きで、大切にマリアの名を呼ぶ。

 Screenshot from PBS

歌い終えてトニーからアーロンに戻って、大喝采に感謝いっぱいの顔をするところが好きだ。

Screenshot from PBS

 Maria (West Side Story) – New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway by  rayray10

Balcony Scene (Tonight)

トニーがマリアにめぐり逢うシーン。NYによくあるビルの外階段から彼女の家のバルコニーに。人種の対立が起きている地域で家族に見つかればただではすまない。それでも今夜、世界はふたりだけのものだ。
マリア(ローラ)に駆けより、かたく抱きしめた後のトニー(アーロン)の表情。普段見慣れた夜の街が彼女と一緒だと全く違って見える、と言わんばかりで本当にういういしい恋人たちだ。

別れのシーン、「おやすみ、おやすみ ぐっすり眠って 夢をみる時には僕の夢をみて 今夜は」と握っていた手を離して、その手を胸に当て、その上からもう一方の手で押さえるところがなんともせつなくてかわいらしい。

そして挨拶をしてからはけていく時のローラが超かわいいお姫様だ。

Tonight/Balcony Scene (West Side Story)-New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway by  rayray10

Make Our Garden Grow (CANDIDE)

ミュージカル『キャンディード』より。アーロンはキャンディード、ローラはクネゴンデ。
Merry meと言った瞬間をアップしておく。

Screenshot from PBS

Make Our Garden Grow (Candide) – New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway  by rayray10 

Auld Lang Syne

アンコールは大晦日の定番『蛍の光』。シャンパングラスを手に再登場。

Auld Lang Syne – New York Philharmonic New Year’s Eve: Bernstein on Broadway  by rayray10 

バックステージ

公演情報

2017.12.31(日) 8:00pm 
David Geffen Hall ニューヨーク、ニューヨーク州 
New Year’s Eve: Bernstein on Broadway New York Philharmonic

共演:
Annaleigh Ashfordアナリー・アッシュフォード
Laura Osnesローラ・オズネス
Christopher Jacksonクリストファー・ジャクソン  

チケット発売 2017.11.02発表 $105 – $275  
※同日9:00pmから、PBSでオンエアされた