写真:Walter McBride(Broadway World.com)

2016年11月7日 6:30pm, ニューヨーク、ゴッサムホール(Gotham Hall)
劇作家ギルド基金(Dramatists Guild Fund)の2016ガラ”Great Writers Thank Their Lucky Stars”でアーロンがミュージカル『PIPIN』から”Morning Glow”を披露しました。

ガラのテーマは、伝説的な劇作家、作詞家、作曲家の人生と作品を気鋭の俳優達の歌で紹介するもの。”Morning Glow”は『ウィキッド』で有名なスティーブン・シュワルツ(写真左)の作詞作曲。

2016年2月シドニーで開催されたシュワルツ作品のコンサート『Defying Gravity』でもアーロンが歌って喝采を浴びた歌です。

先代の王を殺した若き王子ピピンが闇の中にいるような心象風景から始まり、朝焼けが広がるにつれてピピンの中に新しい世界への希望が湧きあがり、夜明けとともに荘厳なコーラスが加わって、ついに新しい王が誕生。

写真:Walter McBride(Broadway World.com)

アーロンは3時間半にわたるガラのとりを務め、感動的な歌声で最後を壮大に締めくくりました。

公式のダイジェスト映像。

聴衆がアップした動画。

写真:Emilio Madrid-Kuser(Broadway.com)

アーロンへのインタビュー。このショーが行われたのが2016年大統領選前夜だったため、現在の心境と2016年大統領選をどう名付けるかという質問に対して。

Aaron Tveit – “Braindead,” “Graceland,” Next to Normal 
“I like the one I just sang. ‘Morning Glow’ is nice. It’s about hope and we have so many more great things about this country and the way that we get to live than all the negativity that’s been going on. No matter what happens, we’re going to all push forward together. I try to stay in that space. The lyrics to that song were very poignant. I think it’s going to be OK. I think everyone’s going to be OK.”

 今歌ったそのままの気持ちだよ。‘Morning Glow’はすばらしい。これは希望や、僕たちがこの国に更に多くの素晴らしいことができることや、進みつつあるすべての否定的な傾向よりも良く生きられる道についての歌だ。何が起きようと、僕たちは共に突き進もうとしている。僕はその場所にいようとしている。この歌の歌詞はとても感動的だ。僕は大丈夫だと思っている。誰もがなんとかなると思っているよ。(試訳)

残念ながら大統領選に‘Morning Glow’は起きず、暗闇のようなスタートだったけれど、

何が起きようと共に前に進むというスタンスは翌々日のアーロンのツイッターからも感じられました。

ガラでは、他の歌手からは、ソンドハイムのAssassinsから公演前にカットされた未発表の”The Flag Song”や、トム・キットとニール・ベンジャミンの新しいミュージカル『DAVE』(映画『デーヴ』のミュージカル化)からの曲も披露されました。

写真:Carey Purcell on Twitter

チケット情報

2016年11月7日 6:30pm, ニューヨーク、ゴッサムホール(Gotham Hall)

チケットはギルドメンバー専用$500から、ゲストアーティストとのカクテルアワー付きVIPテーブル$25,000まで。
Dramatists Guild Fundのfacebookを見ると、どうやらTodayTix(格安当日券販売サイト)で当日券を出したらしい。いくらだったんだろう…?

公式サイトでは過去のGALAのダイジェスト映像を毎年上げています。