photo:Frank DiLella IG

2023年2月25日午後8時から、NY1の番組”On Stage”がアーロンのインタビューを放送。ホストはFrank DiLella氏。ムーラン・ルージュへの復帰をはじめ様々なことについて語りました。公式リンクは視聴制限があるので、ファンの方がアップしたYoutubeをリンクしておきます。

NY1: Frank DiLella Interviews Aaron Tveit about his return to the Moulin Rouge and more… https://youtu.be/Gqg-Ox-xX50

ざっくりですが心惹かれたところを訳してみました。

  • 「復帰にあたって、全てが元の通りではなかったと思いますがリハーサルでは何を考えていましたか」
    「僕が去った後に区切りや演出が少し変更されましたが、それは実際には初期のオリジナルバージョンに戻した形でした。でも僕が最後に演じた時とは違っていたので、ちょっとこう…知っているけど違っているような感じで」ジェスチャーがかわいい。
  • 「トニー賞を受賞して、人生が変わりましたか?」
    「はい、といいたいところだけど、いいえ、ですね」と、変わらずに人生で一番やりたかった舞台に立つ仕事を続けていられることに感謝しています。
  • 「今iPhoneには誰の曲が入ってる?」
    「たくさん入っているのはBillie Eilish、Taylor Swift、The 1975。それからBon Iverは毎日ショーの前にする瞑想のようなもので、Bon Iverの聴きやすい曲をいくつか聴くのが今のところ一番多いかもしれません」
  • 「テイラースイフトのコンサートには行きますか?」
    「もちろんチケットが取れませんでしたよ、みんなと同じように。チケットが取れた人なんていないよね」
    「君はアーロン・トヴェイトだよ?(笑)」
    コネを使えば取れるでしょうに(劇場主のジョーダン・ロス様とか!余裕で取ってくれそう)、そんなこと思いもせずに普通にチケット争奪戦に参戦して破れてるアーロン…その普通なところが☺️
  • シュミガドーンシーズン2について「シュミガドゥーンはMGM ロジャース&ハマースタインのクラシックなミュージカルの世界だったけど、シュミカゴは70年代のカンダー&エブのキャバレーや、ピピン、ヘアーなど次の時代のミュージカルを同じキャストが演じるんです」
    数日後に出た予告編で、アーロンは「ヘアー」のバーガーをモデルにしたキャラクターとして登場していました。
  • 「ムーラン・ルージュの後の予定は?」
    「なにかのリバイバルか、ブロードウェイで演劇をやりたいです。テレビや映画ではやってきたけど、ブロードウェイで歌無しのストレートプレイをやりたい。素晴らしく挑戦的で難しいことだけど」
    えっ、そして演劇部門で最優秀男優賞を取れば、トニー賞二冠王ではないですか。
  • 「(リバイバルについては)今年ひとつあったのが、僕がいつもやりたいと思っていたスウィーニー・トッドだったんだけど、またきっといつかできるでしょう。いつかバルジャンをやりたいと思っています。」
    スウィーニー・トッドは今年(2023年)、ジョシュ・グローバンが演じたんですよね。ミセス・ラヴェットがアナリー・アシュフォードだったので、アーロンとだったらバーンスタインコンサートの時の名コンビだったのに。
  • 「ブロードウェイでクラシックミュージカルをやりたいんです。僕は現代的なPOPやROCKの楽曲のミュージカルをやってきましたが、大学にはクラシックの声楽専攻で行きました。それを舞台の上でやったことはないけれど、何かそんなことがやれるといいですね」

    Moulin Rouge!の中に一節だけ、アーロンの声楽的な面を堪能できるところがあります。デュークにボヘミアンたちが新しいショーをでっちあげてプレゼンする”So Exciting! (The Pitch Song)”。カルメンのハバネラのメロディーにのせて
    “THERE’S NO ESCAPE! BUT NOW A TRIANGLE HAS TAKEN SHAPE”と歌うアーロンの声の、伸びやかで美しいことと言ったら!MR!の初演日に初めて聴いた時からずっと虜です。