2016年06月10日、”The Late Show with Stephen Colbert” に出演。ニューヨークのエド・サリヴァン・シアターで収録し、同日の深夜23:35から放送されました。
翌日6月11日にはアーヴィングプラザでのソロライブ、12日にトニー賞のプレゼンター、そして13日はブレインデッドの初回放送日とスケジュールが目白押しの中での出演でした。

https://youtu.be/bIZQaEVuATQ

アーロンがトニー賞のプレゼンターになることがこのショーの前日に発表されたため、まずはその話題から。
「プレゼンターになることはとてもわくわくしてます。(中略)今回一番心配してるのは、ものすごく緊張しているだろう候補者を前にして受賞者の名前を呼ぶ時に、封筒から名前を書いた紙を上手く出せないかもしれないってことかな。」

そして新番組『ブレインデッド』について。
「人気番組『グッドワイフ』とクリエーターが同じだね。今回もプレステージドラマ?君はセクシーな弁護士で誰かとなにかを争うみたいな?」
と聞かれて、アーロンは
「いやプレステージドラマじゃなくて、ホラー映画っぽい政治風刺ドラマですね」
コルベアが絶妙な間を取って
「それってわが国の政治がホラーだってこと?」
と言って観客大喝采。うまい。

「エイリアンの虫が政治家の脳を食べてしまって彼らを操るんです」
とアーロンがかわいい顔をして説明すると、コルベアが子どもが訳のわからない話をはじめた時のお父さんみたいな顔をしてじっと見つめるのでまた笑える。

『ブレインデッド』の紹介が終わると、
「君は個人的には地球外生物がいると信じてる?」
「ええ」
「全然怖くない?」
「怖いですよ。子どもの時に『ファイヤーインザスカイ』を観てしまったのが間違いでした。(中略)僕は眠っている時に宇宙人に誘拐されるかもしれないと思って、野球のバットをベッドのわきに置いて寝ていました。どこかで地球にやってきたエイリアンを僕のバットで防ぐことができるって思っていたみたいです」

最後に、
「若くして俳優になったわけだけれど、古典的な役者のようにウェイターなどのバイトをして苦労した?それともたまたま降って湧いた話だった?」
「自分なりに苦労はしました。誰もが駆け出しの頃は辛酸をなめていると思います。ああ、でも故郷のレストランでウェイターをしたことがありますよ。大きな仕事を掴んでNYにいく前の夏に。たいていはバーテンダーをしていたのですが、週1日はウェイターをしなければならなくて、僕はそれには全然向いていなかった。本当に好きじゃなかったんです」
(20〜21歳ならバーテンダーは違法だよね、と突っ込まれて、NYの酒類販売業者法に反してました、と笑ってた)

「NYに来てからはバーで働いたりはしなかった?」
「2つのブロードウェイショーのツアー(※『レント』と『ヘアスプレー』のことかな)に出て、『ヘアスプレー』のナショナルツアーが終わった直後に、彼らは僕をNYのプロダクションに移してくれたんです。僕が本当にラッキーだったのは、仕事を得てNYに引っ越したことです」
「憎らしいな、僕は5年もウェイターをしたよ(笑)」
「とてもとても、ラッキーでした。そしてどういうわけか、奇跡的にそれがまだ続いています」
「その幸運が、今度の日曜日に受賞者の封筒を開く時にも続いていますように。今日はありがとう」


なるほど、Stockings With Careのチャリティでバーテンダーが板についてると思ったら、やっていたことがあるんだね。20歳のバーテンダーアーロン、カクテルを作る姿も美しかったに違いない🍸。

スティーブン・コルベアの受け答えが当意即妙で、アーロンの話をぐっとおもしろくしてくれています。なるほど人気番組なわけだ。
彼は2011年の”Company”(ニールパトリックハリスがロバートの時)のハリー役で、軽妙でユーモアの効いた演技が印象的でした。