コンサートの様子はこちら

コンサートが終わった後、野外なのでステージドアなるものはなかったのですが、できればアーロンに会いたい、と思ってうろうろしていたら舞台裏への入口らしき場所が。そこにはファンらしいひとたちが何人かいたのですが、みんな門番のおじさんに入るのを止められていました。ちょっと怯みましたが、ダメ元で渡航前にディレクターからもらったeメールを見せたら、入れてくれた…!

そこで鉄骨だらけの舞台裏でまずディレクターを探して、「素晴らしかったです。日本から来た甲斐がありました」「よく来たね。楽しんでくれた?」「はい。バーンスタインのメドレーが特に素晴らしかったです。ありがとうございました」なんて片言でご挨拶。

でもアーロンはどこにもいないなー。と思っていたら、パーティが始まり、主催者がパトロンの人たちに感謝を述べて、その後に出てきました!ゲストたちが!

アーロンは「うちの娘が君のファンでね」なんて紳士に娘さんを紹介されたり、奥様たちと写真を撮ったり。和やかにグリーティングが進んで、ついに私の番が。「あなたの歌を聴きに日本から来ました」と言ったら「日本から?!ありがとう!」と言って握手をしてくれて(温かくて柔らかい手だった)ちょっとしたプレゼントを渡して、一緒に写真をとってもらいました(でも、ぼけぼけだった…せっかくタキシードを着たアーロンとの写真だったのに…涙)。

しばらくして三々五々歓談が始まると、アーロンはひとりで会場の隅のテーブルで飲み物を飲んでいて、目が合った(ような気がした)ので、勇気を出してもう一度話しかけに行きました。

「今日はお会いできてよかったです」と言ったら「ありがとう。それから」と胸の所を押さえて「これも、ありがとう」とにっこり。さっきあげたプレゼントを、内ポケットに入れて持っててくれたんだ〜。とちょっとうっとり。「日本にもあなたのファンがたくさんいます。もし差し支えなかったら、サインをいただけますか?」といって、写真を数枚出したら(これ、今思うと結構失礼で恥ずかしい…)「もちろん」と気持ちよく書いてくれました。

横顔のアンジョルラスの写真にサインをした時、アーロンが「この写真好き?」と聞いてくれて、「一番好き」と答えたら「よかった」ってにこっとしてました。アーロンも気に入っているのかな。

というわけで、はじめてのアメリカしかも初のひとり旅、がんばりました。チケットにカメラOKと書いてあったのでビデオカメラも持っていき、本当に撮れているのかとか、いったいアーロンに会えるのかとか、ずーっと心臓がバクバクして倒れそうでした。

コンサートの帰り道、「あのね、アーロンに会えた!」とツイートしたら、フォロワさんたちが怒濤のように「おめでとう!」と返してくださったのが一番の思い出です。

余談ですが、サインをもらう時の銀色の油性マジック、当時(2013年)、日本のいろいろなメーカーを試してみましたが、みんな乾くのがすごく遅いし、銀色がいまいち薄かったり。その中でも1番ましなものを持って行きましたが、結構乾かしたのに、重ねた時に案の定サインが擦れてしまいました(涙)。
いまはsharpie(シャーピー)マジック一択です。色も綺麗だし乾くのが早いし。ニューヨークに着いたら、ドラッグストアで手軽に買えます。